解説
近年、接続プロバイダ業者(ISP)の間で「Outbound port25 blocking」を導入する事例が多く見られるようになって参りました。それにより突然メールが送信出来なくなる事象が起こります。その仕組みをご説明致します。
「ポート」というデータの出入り口が、データ(通信)の種類により使用される番号がだいたい固定で決められています。
ポート25 → smtp(メール送信)
ポート80 → http(Webの閲覧等)
ポート110 → pop(メール受信)
ポート443 → https(SSLを用いた暗号化通信)
・・・・・など
このうち「ポート25」の一部を制限するのが、この「Outbound port25 blocking」です。
あるパソコン(お客様PC)からメールを送信する際に、必ずどこかの「送信サーバ(SMTPサーバ)」を指定し、そのサーバの「ポート25」に向けてメールデータを流します。大抵は「プロバイダの送信サーバ」か「レンタルサーバ業者の送信サーバ」を指定することになります。
「Outbound port25 blokcing」を導入したプロバイダでは、「プロバイダの送信サーバ」以外のメールサーバへ向けてメール送信ができなくなります。

この仕組みの導入については、プロバイダが個別にユーザに対する告知を行ったり、あるいはサイトで発表があったりしますが、技術的な内容になりますので、多くのユーザがこれを見落としているケースが多々見られます。その結果、「ある日突然メール送信が出来なくなった(受信はできる)」という現象が起こることになります。
これを解決するためには、次の2つの方法があります。
■1,プロバイダのメールサーバを用いて解決
■2,サブミッションポートを用いて解決
解決方法1
メールソフトの設定を変更し、プロバイダの送信サーバを指定するようにします。
「Outlook Express」の場合
「ツール」→「アカウント」(別窓) →「メール」→当該行を選択して「プロパティ」→「サーバー」にて、次の画面を表示させます。
送信メール(SMTP)の行を、プロバイダ指定のメールサーバ名に変更します。
これで完了です。

解決方法2
弊社のメールサーバを用いる場合は、サブミッションポートを用いて解決します。
「Outlook Express」の場合
「ツール」→「アカウント」(別窓) →「メール」→当該行を選択して「プロパティ」→「詳細設定」で、次の画面を表示させます。
一番上の「送信メール(SMTP)」という欄に、元々は「25」が入力されていますが、これを「587」に変更します。
これで完了です。



